なぜユースをやりたいか2(サッカーが好きな人へ))
サッカーによって高校を選ぶのはその人の将来にとって良いこととは言い難い。では逆に将来のことを考えて高校を選んだ結果、本気でサッカーをすると言うことを諦めてしまうと言う事はないだろうか?
どの都道府県も強豪校は決まっている。インターハイや、選手権のトーナメントを見ると、ベスト8にもなれば見慣れたチームが勝ち上がっているだろう。それ以外のチームが勝ち上がれるかは、はっきりいってクジ運次第、というのが本音だろう。
他にも、個人としてサッカーの技術はかなり高いが、将来の進学を考え進学校に行き、自分の持ち味を発揮できない人。部活ならではの上下関係や、指導方針に合わず、部活を辞めてしまう人。強豪校に行ったはいいがライバルが多く、十分な出場機会が得られない人。たくさんいるだろう。後述の出場機会が得られない人は、今試合に出ている人の何倍いることか。他のチームであれば、レギュラーでたくさん試合に出て、さらに飛躍させることができた才能がどれだけあることか。
ここで一つ断言しておく。サッカーの上達で最も必要なのは、過酷なトレーニングでも、熾烈なレギュラー争いでもない
「試合をすることだ」
試合に出るために、過酷なトレーニングで熾烈なレギュラー争いをしているのかもしれないが、それはそもそも目的がおかしい。サッカーは11対11の試合であり、レギュラー争いをすることではない。トレーニングは試合で最高のパフォーマンスをするためにであり、ユニフォームを勝ち取るためではない。
試合で仲間と協力し、相手と競い合い、切磋琢磨し成長する。それがサッカーをするということ。試合に出ることは成長すために絶対必要な過程であり、試合に出ることが目的になってしまったら、それはもうサッカーではない。よく考えて欲しい。そんなことをするためにサッカーを始めたわけじゃないだろ?厳しいトレーニングがしたくて、レギュラー争いがしたくてサッカーを始めた人なんていないだろ。
自分がサッカーを始めた理由、そしてその目的を他人に取られるな。
多くの大人たちはそれしか知らないから、そのような環境を強いるかもし、日本ではそれが普通過ぎで気づきにくいが、騙されるな。日本よりはるかに強いヨーロッパ諸国は、そんなことをしてない。世界はもっと先に進んでいる。
高校生になったらサッカー部に入るという選択肢だけでは、十分にサッカーを楽しめない人はたくさんいる。はっきりいって今サッカーを楽しんでいる人よりも多いとさえ思う。
医者になりたい人も、校則を守れない人も、テストで赤点取る人も、試合に出れず応援席にいる人も、いじめられてる人も、深夜徘徊して補導される人だって、本気でサッカーをして良い。
学校の部活だけでは出来ない選択がここではできます。
ご興味のある方はいつでもご連絡下さい。